ーまずはコーポレートページを立ち上げた理由をお聞かせ下さい。
はい。それは会社のブランドを構築する為です。
弊社は不動産会社。
物件情報をアピールするのは勿論ですが、弊社がどのような会社でどのような考え持ち、どのような活動をしているのかという事をしっかりと皆様に公開し、深くご理解頂き弊社のファンを増やしたいと思っております。
その為にはしっかりとしたコーポレートページが必要だと考えました。


ー今、お話しがあった“会社の考え方”について具体的に教えて下さい。

“会社の考え方”に関してはコーポレートページ内でも「会社理念」を掲載しております。その「会社理念」こそが、考え方そのものになっております。
「会社理念」はただ単に体裁で掲げている訳ではなく、私が会社代表として、そして会社の考え・思いをストレートに表現しております。
そして「社員」。やはり会社の主役は「社員」です。私は社員を終身雇用したい想いが強い事と、女性社員を積極的に採用していきたいと考えております。
その為には、まず福利厚生の充実・・・もう少し具体的にお話しすると女性社員が結婚・出産・子育ての際も安心して就業できるよう努力しているところです。
その反面お客様に信頼を頂けるよう、社員にはしっかりと勉強をさせ、不動産のプロ育成を行っております。


ーそれでは活動内容を順にお伺いしていきます。
まず、売買はどのような活動を行っていますか？
　
はい。売買は現段階では実需の仲介がメインですが、案件によっては買取りも行っております。年間で多くはありませんが、区分所有物件を3〜6件程度購入し、自社でリノベーションの企画後、施工し、再販しております。
賃貸部との連携により賃貸マンション1棟の売買も年間何棟か行っております。
売却のご依頼もかなり頂くため、正確な価格査定を心がけて1件1件丁寧な仕事を目指しております。ありがたい事で顧客からのご紹介も多々頂きますので、名古屋・三重・岡崎・長崎等に出張で出向き売買契約も成立させております。


ー売買は今後どのような展開をお考えですか？
　
現在の業務の継続・拡大と同時に、売買部が自由が丘店に全員配置しておりますので、今後、新規出店する店舗も含め、各店舗に売買社員を配置し、お客様と身近な関係を築き、ご相談を受けたいと思っております。
また、賃貸マンションの自社保有も検討中です。


ーありがとうございます。
賃貸の活動はいかがですか？

賃貸は、管理・仲介をメインで活動しております。
現在、テナント仲介と法人提携の拡大を模索中です。
賃貸は全国的に需要と供給のバランスが崩れてきたと感じております。
相変わらず新築物件の供給もありますが、建築会社の主導でニーズに合った企画が少なくなったと思います。
現在、預からせて頂いている管理物件や今後預からせて頂く物件も含め、リフォームを施工する際に顧客のニーズにお応えできるご提案をしていきたいと考えております。


ーそうなると、御社のリフォーム部と企画課の出番という事ですね？
　　
はい。その通りです。
弊社はリフォームを施工するだけでなく、企画課の存在により、色々なデザインや企画をご提案できるのが強みです。
現在空室になっていてお困りの賃貸オーナー様からは、よくご相談を頂きます。
いち早く空室がなくなるよう考え、企画・提案することにより実際空室がなくなり、賃貸オーナー様には大変喜んで頂いております。


ーそんな簡単に空室は埋まるのですか？
　
いいえ、簡単ではありません。
ただ、実績から言うと弊社の管理物件の稼働率（入居率）は96%を超えています。


ーそれは凄いですね。
どのような方法で高い入居率を保てるのですか？
　
それは、その物件により当然ながらご提案内容は異なるのですが、簡単にいうと賃料と物件価値のバランスを整えてあげ、その物件をいかに良く見せるかの工夫です。
恐らく弊社の一番強いところは、その提案力だと思います。


ーそうなのですね。ありがとうございます。
賃貸オーナー様に何か伝えたい事はありますか？
　
たくさんあります。
あえて1つ挙げるとしたら、先程もお話しした通り弊社の強みは空室で困っている物件に対する提案力です。
空室対策は立地・間取り・環境等により全く異なるので、他の物件で成功したことを真似ても無理なのです。
ですから、空室でお困りの賃貸オーナー様がいらっしゃったら、そのお悩みをお聞かせ頂きたいと思います。
弊社独自の解決策のご提案を是非させて頂きたいです。


ー色々なお悩みをお持ちのオーナー様にとって、とても心強いお話ですね。
ありがとうございます。
ちなみに持家の方に対するリフォームはどのようにお考えですか？
　
持家の方のリフォームは賃貸オーナー様とは全く違います。
その方のリフォームをしたいお考えやご要望をしつこい位に聞かせて貰った上で、デザインや素材等のご提案をさせて頂きます。
生活スタイルや家族構成で、皆様全くお考えが違うので、難しい反面もの凄く楽しい仕事です。　
弊社、自由が丘店は女性デザイナーが手掛けた内装、3階には輸入品も含めた壁紙のショールームがあります。
リフォームをお考えの方には実際ご来店頂き、視覚でイメージして頂いております。


ーありがとうございます。
自由が丘店の話が出ましたが、御社は武蔵小杉店と自由が丘店で全くスタイルが異なるような気がするのですが・・・？
　
やはりそう見えますよね。
自由が丘店は規模が大きいですし事務所の内装にかなり凝ってますからね。
基本は同じですが、自由が丘店は賃貸部・売買部・総務部・リフォーム部がある
ため人数が多い分そう見えるのかと思います。


ー自由が丘店は度々メディアに取り上げられていますが、それは内装が凝っているからですか？
　
どうでしょうか。自由が丘店開店当初、「賃貸住宅新聞」と「FR@U」に取り上げられました。賃貸住宅新聞は有名な女性デザイナーが、内装デザインを手掛けた事もあり取材に来られたと思います。
FR@Uの取材がきっかけで、「東京ウォーカー」「スーモジャーナル」にも出ることができました。
やはりお洒落な町のお洒落な内装という事と、弊社のリノベーションの内容でした。


ーそうだったのですね。
他にも経営誌の「トップフォーラム」や報道番組の「Nスタ」にも社長さん出てましたね。
　
お恥ずかしながら出させて頂きました。


ー記事を拝見させて頂きましたが、社長さんの率直な気持ちが記事にも表れているのをすごく感じました。
ところで、社長さんとお話ししていると社員教育という言葉が良く出てきますが、社員教育についてのお考えを教えて下さい。

はい。正直一番難しいところなのですが、会社は私一人で成り立つものではないという事が大前提ですが、物を売り買いする仕事ならば、常にお客様の満足を追求する事は普通だと思うのです。
営業職は特にそうなのですが、話が上手とか、営業トークがどうのとか・・・そんな事ではないと思うのです。
不動産の物件知識は勿論ですが、法令・税金等の知識も持ち合わせお客様に的確に伝える事が一番大事で、それが一番のサービスだと私は思うのです。
知識だけではありませんが、気配り心配りも含め教育は大事だと思っています。
ですから会社理念にもありますが、どうしても社員の勉強やプロ育成などの言葉が口に出てしまうのだと思います。


ー御社は今11期目だと聞いておりますが、10年会社を経営されて何か思う事などはありますか？
　
そうですね。
今までもお客様や接する方々そして社員の為に、できる限りの努力はしてきました。
しかし、会社を設立して10年経った今、やっと基盤が固まりスタート地点に立ち、「すべては今から始まる！！」という気持ちです。
過去の成功体験や実績も大事ですが、ここで敢えて過去とは一線を引き顧客満足の追求と社員生活の向上を進めていきたいと考えています。


ー最後に今後の会社の展望をお聞かせ下さい。
　
今後の計画はたくさんあるのですべて語りきれませんが、弊社の営業戦略的に今後、神奈川県は「溝の口」、東京都は「麻布十番」「恵比寿」には支店を出店すると思います。その為にも冒頭でお話しした通り、社員教育を徹底しプロを育てる必要性があります。その中で「会社ブランド」を定着させ、お客様にサービスを提供していきたいと考えています。
各店舗の店長はできれば全員女性にしたいとも考えています。やはりきめ細かな気遣いや心配りは女性かな・・・と思っています。
建売事業にも参入する予定ですので、企画課とタイアップし建売ブランドの構築もしていく計画です。
なによりも弊社がお客様に選ばれる様に日々努力を重ねていきます。